質問!何らかの議員になりたいです。選挙の戦い方を教えてください①

 志の高い方の中には、国会議員、都道県議会議員、市区町村議会議員になりたいと思っている人は多いかと思います。

 日本は、民主主義国家なので、当然、選挙に当選しなければなりません。住んでいる地域にもよりますが、市区町村レベルの選挙なら、当選ラインの高低はありますが、最低1,500~2,000票くらいあれば、大抵、当選できるのではないでしょうか。

 一方で、地方議員の場合、近年においては、その報酬の少なさから定員割れ、無投票になってしまう自治体も多数見受けられますが、そういった自治体は、ある意味、自ら民主主義を否定してしまっているとも言え、その様な事態を引き起こしてしまっている自治体は、周辺の力のある自治体に吸収合併して頂くのが良いでしょう。

 さて、選挙に勝つ方法は、さまざまで、所属している団体の票をもらう(会社・宗教・職業団体・趣味の団体など)、資金を大量に投下して勝つ方法(大規模な宣伝活動、買収、利益誘導)など、人が置かれた立場それぞれ戦い方があります。

 何も、主だった投票を得られる立場にない場合は、基本的には、ランチェスターの戦略

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(弱者が強者に勝つ為の戦略)に沿って、戦うのがベターだと考えます。(詳しくは、本をよんでください。中小企業の経営戦略にも応用ができます)

 当選する確率は、若ければ若いほど高く、立候補者の中で、最年少のポジションを取ることが出来れば、若者の票を一挙に集めることが出来きます。現在は、18歳から投票ができるので、大量の無党派とされる若者の票が集中します。

 打ち出す政策は、若者に受けるワンフレーズ(ワンイシュー)だけにし、細かな政策は、主張する必要はありません。かつて、自民党総裁選挙で不利とれながらも、当選し、首相になった小泉元首相と同じ戦い方になります。

 主戦場とする選挙のエリアは、議員が不在、もしくは、他の議員が手薄としているエリアに絞り、集中的に、後援会への入会勧誘と称して、戸別訪問を行うことになります。3度、4度と足を運ぶにつれて、名前と顔が売れてゆき、政策を売り込むことが可能となります。

 立候補を考える地域に、人が集まる駅、繁華街などがあるなら、最低週に1回はそこで、演説を行い、何でもいいので、訴えかける活動を行います。その日の、新聞記事の感想などでも良いです。この活動は、選挙日の半年前くらいから行うのが良いでしょう。

 雨が降ろうが、雪が降ろうが行うことに意味があります。これは、悪天候の時にでも行うことで、「何か、よく頑張っている」という印象を与えることができます。見え透いた行動の様に見えますが、一部の深読みする人を除いては、大いにインパクトを与えることができます。見え透いた事でも、一生懸命にやることが意味があります。

 「悪名は、無名に勝る」という言葉もあるように、とにかく、知名度を上げるということは、選挙に当選する為には、政策を売り込むよりも、重要視されるのです。

 名前も分からない人よりも、どこかで聞いたことがある人に1票は投じられるのです。

 テレビCMで宣伝されている商品は買うのに、名前が知られていない商品を買わないのと同じですね