次回の総選挙における、注目選挙区 その3 山口3区 自民内で内紛勃発!?

 

国会議員の仕事―職業としての政治 (中公新書)
 

 ここは、中選挙区時代は、山口1区と言われた選挙区になりますが、長州藩時代から、自民党よりの超保守層が強い地盤になります。

 現職の衆議院議員は、元官房長官文部科学大臣・党選対委員長の河村健夫議員になります。前回の対戦相手は、立憲民主の新人でしたが、ダブルスコア―以上の、圧倒的な得票差で、当選を果たしています。

 何故、この選挙区で自民党内ので、内紛が起こりえるのかと言えば、河村氏がもう、78歳となり、十分に高齢なことと、そして、現参議院議員林芳正氏が、衆議院への鞍替え立候補を検討しているという話があるからです。

 河村氏の思惑としては、次の総選挙には、自分の息子を跡継ぎにしたいということと、林氏は、4世議員になりますが、父親の林義郎氏は、自民党税制調査会長も務めた大物で、中選挙区時代から、この山口3区の主要都市である、宇部市を地盤とし、河村氏よりも、林家の方が得票能力が高いとされているからです。

 また、林芳正氏は、東京大学を卒業後、ハーバード大学も卒業しているなど、家柄の良さと、人並外れた、その自頭の良さなどから、昔から、議員仲間・永田町では、「衆議院議員なら、将来は、総理を目指せるのに。もったいない男」と言われてきた、参議院議員であるがゆえに、埋もれていた人財と言えます。

 ここで、何故、参議院議員が、首相になれないのか疑問に思う方が、いらっしゃるかと思いますが、決して、憲法で禁止されている訳ではありませんが、法理論上、解散の無い参議院議員の首相が、衆議院の解散権を持つことは、衆議院が、参議院に優越するという憲法理論に反することになるため、出来ないとされています。法理論を超えた、法律解釈の、一般常識の範疇と、とらえられています。

 第二次安倍内閣が誕生した時に、次の総理のダークホースの1人にも入ってさえいなかった、菅氏が、総理大臣にまでなってしまったのなら、と奮発して衆議院議員=代議士の座を狙ってくる可能性は十分にあります。20年ほど前は、船田元衆議院議員も、将来の首相候補と言われていたことがありますが、時代を一気に進めて、石破氏も、かつては、首相候補だったこともあると言わせるほど、インパクトが出てくるかもしれません。

 個人的には、保守VS保守で争っていただいて、勝った方が、自民党追加公認ということでよろしいのではないでしょうか?

 自民党総裁選挙のページでも少し、触れましたが、何故なら、選挙とは、勝ったものが正義だからです。

     

 

元国会銀秘書が語る、菅首相の「補佐官、柿崎明二氏」任命の裏側

 

「次の首相」はこうして決まる (講談社現代新書)

「次の首相」はこうして決まる (講談社現代新書)

  • 作者:柿崎 明二
  • 発売日: 2008/10/17
  • メディア: 新書
 

  さて、報道各社で、いろいろ、お話がなされている、首相補佐官人事ですが、元共同通信記者であった、柿崎氏が任命されました。永田町界隈の事情通からすれば、「あー、そういう使い方もあったかも!?」と言った感じかもしれません。

 柿崎氏は、20数年前から、自民党平成研究会(旧竹下派経世会)の番記者から、出足をスタートした経歴があります。その時の取材対象は、小選挙区で初当選した、96年組で、その当選組を重点的に、取材活動をしていたのを記憶しています。

 当然、出身地が共通の秋田県という、両氏ですので、親密な仲になっていたというのは、想像に難くありません。何故、柿崎氏が永田町で目立つ存在だったのか?といえば、基本的に、足を運んで、裏を取るタイプの記者で、他の通信社や、新聞社の記者と違って、何か起こったときに、足を運んでくる記者とは、違っていたというところではないでしょうか。

 ほとんどの記者は、所属している記者クラブから、ほとんど外にでることなく、大本営発表の情報のみを記事にしていると言っても過言ではなりません。彼の場合は、頻繁に、議員会館の事務所に、足しげく通い詰めて、現在の当選回数7・8回組との信頼関係を構築していった感じがあります。

 将来は、政治家になりたいとの野心があると言われていますが、その意向をくみ取って、首相補佐官に任用したと考えることもできます。

 もしかしたら、次の総選挙では、自民党が弱い秋田2区(現職は、金田勝年)に擁立するかもしれませんね。金田氏には、比例上位での当選を約束し、事実上の引退勧告が行われるかもしれませんね。相手の野党が、アナウンサー出身ということで、知名度があるため、比例復活当選を許しており、自民党=柿崎氏を勝たせて、野党の議席を奪うという、両面作戦で攻める可能性は十分に考えられます。

 選挙に弱いということは、次の選挙で、野党に議席をひっくり返されるかもしれないという恐ろしさに加え、身内から公認の邪魔をされかねない、という内なる恐ろしさも、持ち合わせています。

  いずれにせよ、自由民主党の公認は、「当選する為の、プラチナチケット」となりますので、菅首相から、首相補佐官に任用されたということは、柿崎氏にとっては良かったのではないでしょうか。自民党議員と野党議員とでは、その活動内容は、全く異なってきますので、自民党議員になれる足掛かりを作ってもらえたのは、良かったことではないかと思います。

     

 

 

元国会議員秘書が解説する、永田町の「あいうえお」???

 

さて、日本の政治の中心地である永田町ですが、地理的には、東京都千代田区に存在しています。そして、この町ですが、ほとんど、店舗は存在せず、映画監督だった、故黒沢明の親類が経営する蕎麦店「黒沢」、個人が経営する酒店くらいしか店舗はありません。

 また、小高い丘の様になっており、結構、勾配がきつい坂が多くあります。これは、江戸城を建設する際に、お堀をほった土の捨て場だった為と言われています。

 こういった感じの永田町ですが、格言、迷言、迷信などをご紹介したいと思います。

 「あ」ああ言えば、こう言う。国会の論戦などで、良く見られる光景ですが、議論の相手の言うことを認めるということは、基本的にはありません。イエスかノーで答えてくださいと、野党議員は、よく質問しますが、絶対に、イエス、ノーで答えることはしません。基本的には、質問をされた本人が、言いたいことを一方的に主張して終わります。

 「い」これは、衆議院に当てはまることになりますが、いつ、選挙があってもいいように、選挙準備をしておくというものがあります。そのために、衆議院議員は、金曜日の夜に、選挙区である地元に戻り、火曜日の早朝に永田町に戻ってくるという、生活を送ることになります。国会議員の仕事をしている限り、この二重生活が続くことになるので、体力的には結構大変です。

 「う」うまい飯が食べられるのは、ひと昔まで。国会議員と言ったら、夜は、高級料亭で会食をしているというイメージが多いかもしれませんが、意外にも、国会議員同士の身内の会食では、永田町に隣接する赤坂の、個室がある、庶民向けの居酒屋で飲んでいることが多いです。

 身内同士の飲み食いに、お金を使ってもしょうがないということもありますが、赤坂の衆議院議員宿舎に近いという理由もあります。料亭に行くのは、党の幹部がおごってくれる時か、接待でお声がかかった時くらいなのではないでしょうか。

 「え」えらい人には、巻かれろ。当選回数の多い先輩議員には逆らうなということです。当選回数が少ない議員は、自分が実現したい政策があったとしても、ある程度、当選回数を重ねないと、実現できないのが現実です。少なくとも、副大臣クラスにでもならない限り、全く何も政策実現はできません。政策を実現させたいなら、必然的に、仲間が必要になってきますので、大物議員の手を借りることもあるので、その時の為に、先輩議員には、まかれておいた方が良いということを意味しています。

 「お」おんぶに、だっこに、かたぐるま。これは、有権者に対しての接し方になります。公職選挙法に、抵触しないことなら、何でもやるということを意味しています。選挙に当選するためなら、国会議員は、1票を獲得するためらな、何でもやるのが現実です。

     

 

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元国会議員秘書が解説する、新菅内閣総理大臣と初当選同期の96世代は「同期の桜」

 皆さんの中で、何故、衆議院の選挙で、小選挙区、プラス、比例代表制の制度が取られているのかご存じの方はいらっしゃいまうでしょうか?

 1996年に、初めて導入されたこの制度の前の選挙制度は、中選挙区制という、一つの選挙区から3~4人の議員を選ぶという選挙制度で、自民党は大抵2人~3人程度を、各派閥が候補者を擁立し、その他の政党は、1人程度を擁立するといった感じののものでした。

 リクルート事件、佐川急便事件など金絡みの事件が連続し、当時の政治は、金まみれの金権政治と言われ、金丸信元代議士の自宅からは、北朝鮮からのものではないか?とも疑われていた刻印の無いインゴットが警察に押収されるなど、事件がお起こっていました。

 この腐敗しきった自民党政治に終止符を打ったのが、日本新党代表だった、細川護熙元首相を中心とした野党連合内閣なのですが、兎に角、自民党を政権の座から引き下ろすことのみを目的とするもので、その内閣が、国民からの、政治不信を払しょくするものとして、目玉政策として作り出した新しい選挙制度が、この小選挙区プラス、比例代表制の選挙区でした。

 この選挙制度の主な狙いは、小選挙区制をメインの選挙区の区割りとすることで、当選する議員が1人となり、もし、時の政権に不信感が高まれば、二大政党制を前提とする小選挙区制度で、政権交代が起こりやすくするというものでした。

 羽田政権から、当時の社会党党首の村山富一を首相に、担ぎ上げた橋本龍太郎総裁の自民党は、この選挙区制度を初めて使い、1996年の解散総選挙では、橋本龍太郎人気も後押しをし、大勝利をするにいたりました。当時の橋本龍太郎ブームをご存じない方もいらっしゃると思いますので、その人気ぶりの一例をご紹介させて頂きますが、自民党本部には、なんと、橋本龍太郎とツーショット写真が撮れる激レアプリクラまで設置してあったほどです。

 この総選挙で初当選を果たしたのが、96世代と呼ばれる初当選組では、菅義偉内閣総理大臣を筆頭に、下村博文政調会長佐藤勉総務会長、山口泰明選対委員長、河野太郎行政改革担当大臣、田村憲久厚生労働労働大臣、平沢勝栄復興担当大臣などになります。

 自民党の党四役のうち、3人、主要閣僚だけでも、これだけの数が、入閣しています。他にも、桜田義孝前オリンピック担当大臣、渡辺博道前元復興大臣、棚橋泰文元IT担当大臣など、正に、多士済々です。まだ、彼らの96世代は、昔から、「まれにみる、人材に恵まれた同初当選組」と言われてきましたが、ようやく、ここに来て、同期から排出した初当選を果たした同期仲間である菅首相の元で、その実力をいかんなく発揮できる舞台が整ったと言えるでしょう。この96世代同期がこうも、揃いもそろって、政治舞台での主役級にまで同時に、上ってこられたのは、皮肉にも、自民党を政権の座から引きずり下ろすために作られた小選挙区制度のおかげなのです。

 小選挙区制は、本質的には、農村票を多く抱える自民党に有利な選挙制度だからなのです。国会議員の1票の、国民が有する1票の価値は、最高裁判決でも認められていますが、日本の有権者の多くは、地方・田舎に住んでおり、とういう人は、昔から、自民党支持者が多数を占めています。

 この96世代の特色ですが、同期=同級生=仲間ということで、たとえ、所属する派閥は違えども、一つのことを「ヤル」と決めたら、派閥の枠を超えて「鋼鉄の塊」の様に結束するのが特徴で、国の為なら命を懸けて一致団結する「同期の桜」と言うことができます。総裁選挙では、派閥は違っていても、菅さんに1票を入れていると断言しましょう。

 初当選同期の菅義偉さんが、内閣総理大臣になりましたよ。昨年、ご病気でご逝去された故望月義夫環境大臣様。同期から、首相を輩出出来たら、本望ですよね。

      

 

元国会議員秘書が解説するシリーズ 【祝】記事100記事目 この記事を偉そうに、書いているお前は、一体、何者なの?? すべてバラしましょう!

 ついに、このブログ記事が本編で、やっと100記事になりました。2019年の11月下旬から始めて、約10か月かかりました。政治ネタがメインなのですが、日本経済、中国経済のネタ、選挙、秘書のみが知っている小ネタ、政治論まで、幅広く執筆させていただきました。

 国会議員の秘書の仕事ですが、一見、だれでも出来る仕事の様に、見えますが(実は、誰でもできる仕事も沢山あります)、私くらいの知識、政治経済に対する知見もなくても、出来できる仕事は、数多くあります。

 官僚からの、次の国会で通したい法案に関するレクチャーは、毎日、ありますが、議員が説明を聞いている横で、陪席する秘書には、有る程度の教養・現在進められている政策への知見が必要になります。

 私は、国公立大学の法学部を出ていますが、一時期、司法試験の勉強もしていたことがあり、法的な素養は普通の人以上にはありました。過去のブログでも、書かせて頂いていますが、「法治主義」と「法の支配」の違いなどは、良く理解できます。

 再度、解説させて頂きますが、法治主義とは、法律万能主義、すなわち、法律で規定すれば、何をやっても許される考えですが、これは、民主的な手続きで選ばれたヒトラーが登場したことで、完全に否定された考えです。逆に、法の支配は、法律を超える概念が存在し、法律といえども、この法律の上位概念には勝てないという考えです。

 ニュースや、討論番組をよく見ていると、法律的な素養がある人は、みんな、法の支配ということばを使っています。法治主義と言っている人は、誰もいいません。

 話は、変わりますが。私の経歴ですが、自由民主党の大臣経験のある、衆議院議員に仕えていました。公設秘書をしていましたが、約7年勤務をし、総選挙は2回経験しています。

     

20201年の総選挙における、注目選挙区 その2 鳥取1区 「イシバー」と呼ばれる人種が住む修羅の国

 

 注目の選挙区シリーズですが、その2は、石破茂の牙城、鳥取県東部が主戦場になるイナカッペ大将が住む県庁所在地がある鳥取市を中心とする選挙区になります。通称、「イシバー」と言われる、兎に角、石破茂が選挙に出馬すれば、条件反射的に投票用紙に「石破茂」と書かずにはいられない人達が数多く住んでいます。

 土地柄、大学を卒業していない低学歴の人々が多く、大学を卒業した人は、大都会で働く、それゆえに、低所得、低学歴となっており、こういった人達が、「イシバー」となってしまっております。

 石破茂の父親も、田中派衆議院議員で、元鳥取県知事ということで、その石破二朗の巨大な石像が、鳥取駅近くに、鎮座するなど、この石像も、日常的な選挙活動の手助けも行っております。

 選挙の度に、八頭エリアを回る際に、「じげ出身です!(地元出身です)」と、そのエリアで生まれたとアピールしていますが、別段、現在の自宅があるわけではありません。鳥取県での自宅は、鳥取県庁裏手の高級住宅街に大豪邸が存在しています。

 高級住宅街と言っても、元々が、超ド田舎の鳥取市になりますので、最寄にはスーパーも、コンビニもありません。かろうじて、コンビニが自転車で5分くらいのところにある程度でしょうか。

 この選挙区で当選する議員は、常に、与党の議員になります。石破茂新進党に移った際も、圧倒的な強さを見せ、当選しています。自民党から出馬すれば、それは、当然の様に、次点に、トリプルスコアに近い、完全勝利を収めてしまいます。こういった、選挙の強さから、その政策も独自のものが多く、その大半は、政権批判に近いものが多くなります。

 過去、4度、自民党総裁選挙に立候補をしていいる石破茂ですが、表向きの石破票以上に、実際に多くの議員票を得票するのも特徴な石破茂ですが、ポストや金で釣り上げている可能性は大いにあります。また、ほかの派閥からの冷やかし票もあると考えられます。

 「選挙が強ければ、何でもできる」が政治信条の石破茂ですが、農林水産大臣防衛庁長官、地方創生大臣、自民党幹事長と総理を務めるには、十分すぎるほどの要職は、数多く歴任していますが、幹事長まで、勤めても、自派閥の所属議員数が19人と、総裁選挙に立候補できる推薦人20人すらいないのは、人格的に、どこか問題があるとしか言いようがありません。

 「イシバー」は、おらが石破が大臣になった~!幹事長になった~!次は総理だ~!とバカ殿の様に騒いでいますが、そんな簡単に、イナカッペの「イシバー」の思うようにはなりません。

 イナカッペの「イシバー」は、ニャンコ大先生でも、縁側で、なでなでしている方が、お似合いなのです。

 

石破茂の「頭の中」

次回の総選挙における、注目選挙区 その1 新潟5区 元県知事同士の稀有な戦い 室井佑月の力はいか程か??

  ここは、元新潟県知事で、自由民主党の現職である、泉田裕彦議員 VS 前新潟知事 米山隆一氏の対決になります。両氏とも、新潟県知事の経験者という、元知事VS元知事が対決するあまり聞かない対決構造になっています。

 米山氏ですが、現職の知事時代に、女子大生の買春が発覚し、知事を辞任しております。知事に就任する前から、出会い系サイトを使って、常習的に、買春を行っていたとも言われています。

新潟5区 泉田 米山

新潟5区 注目選挙区 元知事対決

 すでに、出馬表明をしておりますので、立候補は、ほぼ確定と言っても良いでしょう。最近は、共産党よりの発言で、物議を醸すことも多い、タレントの、室井佑月と結婚をし、一時期、脚光を浴びました。

 米山氏ですが、頭が良すぎて、弁護士、医師の2つの免許を保有している、稀有な方です。文系と理系の最高峰の資格のダブル資格ホルダーなだけに、頭が良すぎて、何をやらかすのか分かりません。実行能力という面では、ピカ一すぎますね。買春から、芸能人との結婚など、結果だけをみれば、常人からしてみれば、並外れています。

 総選挙でも、何をやらかしてくれるのか、期待せずにはいられませんね。

 ちなみに、前回は、泉田氏が、安倍首相の元での戦いで、約9万1千票、野党の統一候補が7万9千票を獲得しています。泡沫候補にはなりますが、幸福実現党の候補が5千700票を獲得しています。もし、幸福が候補者を擁立しないのなら、前回では、得票差は、5000票近くの差となり、それほど、大きな票差はないとみることができます。総選挙での5000票はは、ほぼ、無いものと考えます。

 もし、「帰ってきた民主党」が仮に、公認候補として、擁立し、幸福実現党からの立候補者の断念を取り付ければ、米山氏の天才的な頭脳の、スーパーパワーで、泉田議員に勝つ可能性は出てくるのではないでしょうか?しかも、今回は、室井佑月という、芸能人まで、妻にしていますので、日本国に対する「極妻」として、スーパーサイヤ人並みの力を発揮する可能性があります。

 自由民主党公明党 VS 室井佑月との、裏の戦いが、繰り広げられるかもしれません。違った見方をすれば、自由民主党公明党VS芸能界という戦いが見られるかもしれませ。

 かつての、石原慎太郎の選挙には、石原軍団が参戦していたのと同じように、室井佑月にどれだけ、ワイドショーで、芸能界に政治でつながった知人・人脈があるのは、分かりませんが、その人脈から、超ビッグな芸能人が参戦し、新潟5区の有権者を惑わすかもしれません。

 芸能人を妻に持つ、国会議員は、昔から存在しますが、かつては、元大蔵事務次官経済企画庁長官の相沢英之氏の司葉子後藤田正純の妻、水野真紀など、有名人の妻を持つ候補は、選挙に強い傾向があります。

 今回は、ユーチューブのhttps://www.youtube.com/watch?v=pi_JpxjQHq0を参考にさせて頂きました。御礼申し上げます。

 

 

元国会議員秘書が解説する、自民党総裁選挙 派閥の数の論理では決まらない理由

 数年おきに実施される、自民党の総裁選挙ですが、ニュースでは、派閥の人数の足し算で、解説されることが多いですが、こんな簡単に、自民党の総裁選挙は、ことはすすみません。

 派閥の関係の、数合わせが、縦の関係なのですが、当選同期が、横の関係になります。今、次期首相の有力候補として、菅官房長官が取りざたされていますが、この、菅さんが強いのは、実は、横のつながりになります。

 多くの方が、ご存じないと思いますが、菅さんと同じ時期に当選した議員は、今の、小選挙区制で初当選を果たした同期になります。大体、当選回数が7回、8回の議員になります。当選回数が7回の人は、悪夢と言われた民主党政権が樹立された時に、浪人をした議員になります。

 この辺りの議員は、菅さんが同期ということで、同期の中から、首相を出しましょうという動きになります。そして、自分も良い、ポジションにつきたいと考えます。

 仲間なら、首相が誕生すれば、たとえ、自分がなれなかったとしても、うれしいわけですよね。その内、議長にでもなれたらいいと思っている人も多いと思います。今の、情勢でいったら、細田さん、二階さんなどは、年齢的に、衆議院議長をやりたいと思っていると思います。衆議院議長は、一応、三権の長なので、格で言ったら、総理大臣と同じです。

 なぜ、国会議員(衆議院議員)になったら、みんなが、総理大臣を目指す理由って、わかりますか?ちょっと逆説的ですが、総理大臣になりたいから、衆議院議員になっているとも言えます。お金が儲かるから、国会議員になっているんでしょ???と言う人も多いですが、ほとんどの国会議員は、既に、お金を持っている人が多いです、

 お前は、自民党の国会議員の秘書をやっていたから、変なバイアスがかかっているんじゃないの?って言われるかも知れませんが、そんなことはありません。金もうけの為に、国会議員をやっていたと断言できるのは、秋元司くらいですね!これは、断言できます。あの三流大学出身にして、親分が、小林興起で、党本部での、先輩で、年配の議員への態度を観たら、もうわかります。

 まー、とりあえず、次は、恐らく、菅さんで決まりだとは思います。幹事長は、次の総裁にするために、岸田さんといったところでしょうね。外交的な睨みを聞かせる為に、河野さんが官房長官になるといった感じですかね。石破さんは、一度、。外交の脳に、行かされる感じでしょうか。

自由民主党の総裁選挙は、究極のルール無用のバトルロイヤル 人殺し以外は何でもOK 勝った者が正義!?

 3年に一度、行われることになっている自由民主党総裁選挙ですが、実施の方法は3パターン存在します。

 1.国会議員の票と、自由民主党の党員全員が投票に参加できるケース、2、国会議員のみで決めるメース 3.国会議員と都道府県の代表者各3名 で決めるの3パターンあります。

1については、任期満了に伴う場合が大半です。2は、総理が急死した、急に職務執行不能となった場合、3については、任期の途中で、総理が辞職した場合に行われます。

 民主主義を標榜する自由民主党ではありますが、その総裁を決める投票のプロセスは、正に民主的に行われますが、その投票に至るまでの過程は、人の本性を丸出しにした、かなりエグいものです。もう、野生のライオン、オオカミのような動きをします。

 金に困っている、金で買える議員票については、大金をつかませて1票を獲得しに行きますし、他派閥に、篭絡できそうな議員がいれば、その議員と仲が良い議員に、一緒に料亭に連れ出したり、次の内閣でのポストをちらつかせて、票を上乗せしたりなど、はっきり言って、何でもありの、超究極な選挙になります。議員を買収するためには、殺人以外は、何でもやります。

 ひと昔前には、「ニッカ」、「サントリー」などと言いわれていましたが、その言葉の理由は、ニッカが2つの候補からお金をもらった議員、サントリーが3つの候補からお金をもらった議員、では、候補者全員からお金をもらうとどうなるのか?これは、「オールド(全部)・パー」(高級なウイスキー)と呼ばれていました。

 とりあえず、こんな「ダジャレ」が生まれるくらいですので、現金が飛びかっているのは、容易に、想像できます。ここで、選挙に弱い議員は、大きく、有力な総裁候補の陣営からターゲットにされてしまいます。「お前の選挙区から立候補したい、若手の官僚がいるから、候補者を決める際に、党員投票をする」など。。。

 私は、秘書になった時に、最初に言われた言葉は「秘書は、議員の為に、人殺し以外のことは何でもやるのが仕事だ」でした。これに、人殺しもやる仕事が、ヤクザと言ったところでしょうか?(ヤクザを職業と言っていいのかは、読者様におまかせします)

 まさに、私が秘書になった時に言われた言葉、そのものが行われるのが、「自由民主党総裁選挙」と言っても、かごんではありません。

 今回の、安倍総裁の退任の総裁選挙は上記の3に該当しますので、各候補は、各都道府県連に対して、甘い蜜を大量バラまく約束をするものと思われます。公明党とのパイプが太ければ、そちらのルートから、締めあげが行われるかもしれませんね。

 派閥というものは、正に、この総裁選挙の時の為に、存在している団体なのですが、総裁選挙で、自派閥が推薦する候補が、総裁=首相になるように動く訳で、かつ、次の選挙で、いかに当選しやすくなるのか、とう計算も同時に行っています。自派閥で、候補者を出していない場合は、政界No2のポストと言われる、自民党の幹事長のポストを狙ってみたり、政調会長、総務会長、選対委員長、自民党の金庫番の総務局長などを狙いに行きます。

 選挙をやる方は大変ですが、見ている方はとても面白いですね。

 

 

 

元国会議員秘書が解説する、不況になれば、ビジネスチャンスが大きくなる??

 いつの時代でも、言えることですが、不況で店舗や、会社が倒産の危機になると、新しいビジネスが登場してきます。直近の大不況では、リーマンショックが挙げられますが、あの時は、一等地の飲食店用の物件が多数空きが出ていました。そこに集中的に出店を行ったのが、東京では比較的知名度がある焼き牛丼の「東京チカラめし」でした。

 今でも、少し店舗がありますが、急拡大して、急激にシュリンクしてしまいましたが、こういう新興勢力が登場したりするので、面白いですよね。ちなみに、東京チカラめしが縮小してしまった原因は、急拡大してしまったがゆえに、オペレーションの画一化、サービスレベルを向上させることが出来なかった、肉を焼くという業態の為、単純な牛丼と違って、商品を提供するプロセスに問題があった為とされています。

 新規参入が容易である一方、身長にビジネスプランを練らないと、失敗してしまうということを意味しています。このことは、好景気でも、不景気でも同じで、ビジネスを行う上では、必要なことです。

 店舗での販売ビジネスは、日銭商売なので、事業のポートフォリオを見直す際に、投資する業態の一つとして、考えてみるのは、いいのではないでしょうか?よく、地方の建設会社が、タクシー会社も経営していることがありますが、これは、建設会社の場合、入金サイトが長いため、現金を確保するためrに、日銭商売のタクシー会社を経営しています。

 倒産する会社がある一方で、不況に強いビジネスも存在します。景気が悪くなると、中古車買い取り・販売の「ガリバー」のCMが決まって流れます。現金が欲しい、不景気の影響を受けた人が、車を売りに行く訳ですが、車を持っていた人は、車がないと生活できないので、車を売ったお金で、もっとグレードの低くて、安い車をガリバーで購入する訳です。ガリバーとしては、車を売ってもらって、また、買ってもらうので、2度美味しいという訳ですね。

 また、チケットショップも、大繁盛します。資金が欲しい企業が、出張用の新幹線の回数券を購入して、チケットショップに売るわけです。要は、裏金を作ることが出来るという訳です。切手や、収入印紙も同じ構造になっていますね。最近のニュースでは、コンビニのローソンが、売り上げを水増しするために、収入印紙をローソンの社員が自費で購入して、転売していたことが報道されていました。兌換性の高い商品は、グレーや、完全にブラックなことに利用されているのが実態です。

 テレワークという仕事のやり方も、実は、十数年以上まえから、補助金をつけて、経済産業省が主導していました。会社としては、通勤費を支払わなくても良い、補助金はもらえるなど、メリットが非常に大きかった仕組みだったのですが、今年、一気に普及しましたが、何らかのきっかけが無いと、普及しないというのは、皮肉ですね。

元国会議員秘書が解説する、何故、通年で国会を開催をしないのかについて

 最近、流行りの疫病、経済対策の為に、国会を開催しろという声が、様々な識者の間で出始めています。通常国会は、国会法で180日間の開催と定められています。そして、必要に応じて、1回だけ、会期を延長できるとされています。

 この会期が定められているには理由があります。主に2理由があるのですが、常に、国会が開催されていたら、役所が、本来の業務を遂行することに支障が出てしまうということが挙げられます。良く、役所の公務員は、長時間労働だと言われていますが、これは、国会での答弁の用意を行う為で、与党はすぐに、質問通告を行うのですが、野党は中々、質問通告を行わず、深夜に通告をしてくることが多いために、残業が増えてしまっている状況になっています。

 役所にとっては、国会が開かれている限り、人的リソースを、本来の行政を回すことに労力を使うことが出来ないからというのが、第一点になります。

 次にあげられるのが、衆議院議員が、選挙区に戻って、民意を吸い上げる時間が無くなってしまうからというのが挙げられます。衆議院議員は別名「代議士」と呼ばれますが、これは、国民の民意に一番近い議員であるということから呼ばれる言葉です(参議院議員は、代議士とは呼ばれません)

 通常国会が何回も延長されると、上記のことに、重大な支障をきたすために、延長は1回しかできないと決められています。ちなみに、臨時国会は、2回まで、延長することが出来ます。

 疫病、経済、中国問題など、急を要する問題が山積している現在は、臨時国会を開いても良さそうなものですが、何故、開かれないのでしょうか?

 それは、安倍首相の健康問題と直結しているからと言うのが、正しいでしょう。首相の仕事は激務であるゆえに、現在、健康問題が取りざたされていますが、健康問題があるなら、体調が回復するまで、臨時国会を開くことは出来ないでしょうね。過去の首相の中でも、任期途中で倒れた首相な何人もいます。最近では、故小渕首相もそうでしたね。その当時、私が使えていた議員は、小渕派に所属をしていましたが、派閥のパーティーにも顔を出すことはありませんでした、

 その時、小渕氏の秘書からは、病院で回復していますと言われていましたが、その1か月以内にお亡くなりになりました。首相の健康問題なので、病状が悪くても、状態は良いというしかないようですね。

 あと、国会を開くと、費用がかかるということもありますね。一日国会を開くと、人件費などの諸経費が40億円かかると言われています。役所も夏は、来年度予算の概算要求の準備をしていますので、予算編成にも影響がでるのは、間違いないと思います。

元国会議員秘書が解説する、「なんで国会議員秘書になったの??」

 私が、何故、国会議員秘書になったのか??疑問を持たれる方は、非常に多いと思います。普通の人が国会議員の秘書になるパターンは、将来、議員になりたいなど、明確な理由があります。

 しかし、私は、決して、政治家志望でも、国会に興味があった訳ではありません、正直に言うと、就職活動をしていて、一番最初に内定を貰ったからというのが本当の所になります。

 私は、某国公立大学の法学部を卒業し、就職に失敗した私は、東京に上京し、アルバイトをしながら、就職活動をしていました。学生時代は、ゼミで憲法を専攻していた為、多少は、三権の関係や、行政の仕組み、司法の役割まどは、理解をしていました。裁判所の職員試験にも、合格をしたことがあるくらいなので、それなりの勉強は行っており、知識もありました。

 裁判所に合格したのなら、そっちに就職したらいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、この仕事は、頻繁に転勤があり、仕事内容は、裁判所類の作成や、被告への書類送付など、生産性のあるものではなく、超ド田舎に配属されると、同僚が2名のみといった所もあるので、自分の性格と適性を考えて辞退しました。

 そこで、民間企業を中心に探していたのですが、当時は、超氷河期と言われる就職難の時代で、大学の既卒は、今で言う、第二新卒という言葉もなく、単なる中途採用という区分でした。新卒の就職率が70%という、今では考えられない就職率で、新卒派遣という区分の仕事も存在していました。さすがに、今では、新卒派遣なんてありませんよね。

 フリーターという言葉が生まれたのも、この頃なのですが、それまでは、「フリーアルバイター」と呼ばれていましたね。

 この頃は、慶應や早稲田あたりの上位大学でも、就職に苦労したほどで、このクラスの大学でも、大学卒業後に、フリーターになった人も数多く存在していました。早稲田の第二文学部あたりは、かなり苦労したとの話を聞いたことがあります。

 受験できる仕事自体の数が物凄く少なかったので、受験できる仕事には、かたっぱしから応募を行っていた中に、「国会議員秘書」という仕事がありました。

 面接当日の朝に、いきなり電話が掛かってきて、今日の10時に面接に来てくれといわれましたね。その日、急遽アルバイトを休みにして、急いで議員会館に面接に行った記憶があります。

 いきなり、議員と筆頭秘書からの面接があり、「いつから仕事ができる?」即日の内定になったのですが、これには、こちらが驚きました。、身辺調査などするだろうと思っていたのですが、月給16万という条件を飲んだら、即採用となってしまいました。

 それまでの、就職活動が苦しすぎた為、即、OKを出してしまいました。今の様に、ネットを使った就職活動というのは、まだ、始まっておらず、全て、手書きの履歴書を送りつけるといったスタイルの就職活動でしたので、履歴書を書くだけでも、相当な労力が必要で、写真代も相当な金額になり、お金もかかる就職活動でしたね。

 私の場合は、プロの職業秘書という部類だったのですが、永田町に限って言えば、職業秘書で食べている人は、意外に多くいます。仕えている議員が落選すれば、また、別の議員に使えるという形で、仕事をしていますね。

元国会議員秘書が解説する、微妙に重要な「アナウンス係」の仕事。国会議員会館で国会議員が外出する時は、アナウンス係がマイクで車を呼んでくれる

 国会議員の永田町の最前線の事務所である、衆議院第一、第二議員会館参議院会館では、国会議員が議員会館を出るときは、車を呼んでくれます。「〇〇先生、〇〇先生のお車、お願いします」と、地下の駐車場と、1Fに良く聞こえるようにアナウンスをしてくれます。このアナウンスを聞いた、車の運転をする秘書(単なる運転手)は車を、議員会館の車寄せに、車を移動させます。

 今回は、運転を担当する秘書の解説ではないのですが、アナウンスをしてくれる人の解説をしたいと思います。国会議員といえば、時期によりますが、衆参合わせると、約750人近くいます。一つの議員会館に約250人の国会議員がいる計算なのですが、アナウンス係の人は、担当する議員会館に事務所がある国会議員の顔と名前を覚えれば良いわけではありません。衆議院の場合は、第一議員会館の議員が、第二議員会館に頻繁に、出入りすることもあります。

 第一議員会館の議員が、第二議員会館を出るときは、アナウンス係が呼び出しを行う訳で、所属の議員会館の国会議員の顔と名前だけを憶えていれば良いわけではありません。要するに、衆参すべての国会議員の顔と名前を憶えていなければ、仕事ができない状況になってしまっています。

 総選挙でもあれば、結構な数の衆議院議員が入れ替わりますので、顔と名前を一致させるだけでも大変なことだと思います。

 実は、これだけではなくて、前・元国会議員という人たちも、結構な人数になりますが、この人達も、結構な人数が議員会館に出入りをしています。この人たちについても、議員会館を出るときは、車を呼んでくれます。

 私は、引退した故中曽根康弘元首相が、議員会館から出られる光景を何度も、見かけましたが、その際は、秘書の方が念を入れる為なのでしょうが、アナウンス係に先回りして、「中曽根です」と耳打ちしていたのを良く覚えています。

 ほとんど世間には、知られていませんが、国会議員経験者には、「元議員バッヂ」という、黄色のバッヂが付与されるのですが、このバッヂを使えば、永田町周辺の施設には、自由に出入りが出来ます。一般人の様に、いちいち、住所や勤務先、連絡先など入館の為の申込書を、わざわざ書かなくても、議員会館に入館することができます。

 自民党の本部である、自由民主会館も同じで、議員が建物から出るときは、1F正面にある、アナウンス係の女性が車を呼んでくれます。大自民党の顔らしく、グラビア雑誌に出てもおかしくない、かなりの美人が配置されていますが、どういう所属なのかは不明です。とりあえず、自民党本部の正面は、別の意味でも、鉄壁の防御ですね。

 この自民党のアナウンスの凄いところが、自民党以外の議員がまれに、自民党本部に来ることがあるのですが、この自民党以外の議員が自民党本部を出るときも、「〇〇先生。〇〇先生のお車お願いします」とアナウンスしてくれます。もしかしたら、事前に知らされているのかも知れませんね。ちなみに、自民党本部の駐車場は、地上と地下にあります。

 これもほとんど知っている人はいませんが、自民党本部の土地は、国有地なんですよ。社民党本部も国有地です。いったい、いくらで借りているんでしょうね。自民党本部の見学は、守衛にその旨を伝えれば、通してくれますので、見学は、比較的自由にできます。自民党ショップが1Fにありますので、記念品を購入することができます。

 昔は、橋本龍太郎元首相のプリクラがあったそうです。

 

元国会議員秘書が見た、国会議員ってどんな人がなってるの? 何で世襲政治家ってお金持ちなの? シャア・アズナブルが理想の政治家だ②

 次にいるタイプが、国会議員秘書から、衆議院もしくは、参議院議員になるタイプになります。このタイプの議員は、数はあまり多くありませんが、鈴木宗男氏や、秋元司氏など、利権屋と言われるタイプが多いですね。いわゆる、「師匠」をマネする旧態依然とする「古い、昔」のタイプの政治家になります。

 他にも、議員の書生から、議員にまでなった方はいらっしゃいますが、(小沢一郎氏の秘書だった石川知裕元議員・北海道知事選挙にも立候補など)大成はしないイメージがあります。この方も、小沢氏のお金の関係で、ダークなイメージが付きまとう感じになっています。

 議員になった後の苦労が多い、秘書出身の国会議員ですが、一番出世しているのは、菅官房長官でしょうか。小此木彦三郎議員の書生上がりですが、唯一、歴史にその名を残せることができる国会議員なのではないでしょうか。

 「書生」という言葉も、日本にしかないのでは無いかと思いますが、政治家の書生って一体何なのでしょうか?芸術家や、芸能の分野なら理解出来るのですが、政治信条の弟子という概念自体が、私には理解できません。

 出処は人それぞれ違う訳ですが、その出処が違えば、理想とする社会・政治信条も違う訳で、その何かを、師匠から日常生活を通じて、学ぼうと思うこと自体が意味不明です。政治信条が、その師匠とする政治家の日常行動に現れるのでしょうか?見て取れるのでしょうか?

 平成の後期になってから、登場したのが、政党が公募するタイプの「杉村太蔵」タイプになります。

 杉村氏の証言によれば、小泉総理時代になりますが、比例区での公募議員候補になりますが、まずは、自由民主党のホームページで、立候補者の公募が行われており、派遣先のドイツ証券の清掃のアルバイトをしていた際に、社長か、スタッフに声をかけられて、PCで作業中に、この公募のホームページを閲覧し、応募をしたところ、論文試験に合格し、面接を3回経て、立候補者になったとのことでした。

 杉村氏については、比例区で当選した後、「料亭に行きたい」、「BMWが買える」などの、当時としては、騒がせた発言がありましたが、全くの一般人が思わぬ当選をしてしまった場合は、このような感じなのかもしれません。清掃のアルバイトが、いきなり、自民党衆議院議員になってしまったのですから、無理はありませんね。

 逆に、本当は、自民党から立候補したかったのに、野党から立候補をせざるを得なかった官僚出身の議員からしてみれば、うらやましくてしょうがなかったでしょうね。

 シャア・アズナブルみたいな人っていないんでしょうか?いれば、絶対に1票を投じるんですけど。

 

 

 

 

元国会議員秘書が解説する、今、実際に募集が行われている【求人・給与・給料】の詳細

 さて、ここ十数年程度前からになりますが、WEBメディアや、各種、求人媒体を通じての「国会議員秘書」という職業の募集が広く行われるようになって来ました。

 そこで、象徴的な求人をネットで発見しましたので、その解説をさせて頂きたいと思います。

 

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秘書求人要件

 まず、この求人で、社名非公開となっているのは、言うことが出来ない理由が何かあるからと容易にお分かり頂けると思います。某省の元大臣と書いてありますが、感の鋭い方でしたら、もうお分かりいただけると思います。

 そうです。元民主党時代に大臣の経験がある、衆議院第一議員会館に事務所がある、あのお方ですね。今頃、求人を出しているということは、もう、今年の10月25日を投開票日とする総選挙が行われる可能性が非常に高いと、政治的な判断を行っているみたいですね。今後のキャリアの一つとして、国会議員が入っているというのは、もう、元民主党系の議員であることは100%間違いないです。

 また、この求人募集広告から分かることは、選挙対策も業務に入っていることから、首都圏の議員なのかもしれません。仕事内容が1~6まで列挙されていますが、これは、6、5、4がメインの仕事で、スケジュール管理・資料のファイリングなどは、次の選挙で当選したら、そういった仕事もあるかもねと言う感じでしょうか。順番が逆になっていますよね。これは、どこのブラック企業でも同じなのかもしれませんね。「コンサルティング営業」と言いつつ、実は、正社員の待遇だからと言って、どぶ板営業の王様の「飛び込み」や、「インサイドセールス」などをさせている会社も多いですよね。

 この会社??事業所??の場合、公設秘書にもなれますよと、書いてありますが、公設秘書は、65歳の定年以外では、強制的には辞めさせることができません。これは、もう、公設秘書が、結構な頻度で入れ替わっていますと、自ら宣言しているようなものです。

 

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秘書求人2

 年収も乘っているので見てみましょう。400万円~450万円となっていますが、400万円と見るのが妥当でしょう。ハローワークや、求人誌で最高金額も乘っていますが、これを適用することは100%無いので、年俸で400万円といった感じでしょうか。

 私の経験と見聞きした感じでは、月額面25万円×12か月+ボーナス夏冬2か月づつ50万円×2回の合計で、年収400万円と思われます。 

 この給料で、衆議院では約2年6か月ごとに解散・総選挙が行われていると言われていますが、2年半ごとに自らの職をとして選挙が行われ、もし、野党なら高確率で落選するという現実に、長くもない自分の人生を賭けられますか?

 年収2000万円くらいもらえるのでしたら、その後の、第二の人生を送るための資金稼ぎには、良い仕事だとは思いますが。。。

↓掲載元リン

https://tenshoku-ex.jp/job_19954235