元国会議員秘書が解説する、自民党総裁選挙 派閥の数の論理では決まらない理由

 数年おきに実施される、自民党の総裁選挙ですが、ニュースでは、派閥の人数の足し算で、解説されることが多いですが、こんな簡単に、自民党の総裁選挙は、ことはすすみません。

 派閥の関係の、数合わせが、縦の関係なのですが、当選同期が、横の関係になります。今、次期首相の有力候補として、菅官房長官が取りざたされていますが、この、菅さんが強いのは、実は、横のつながりになります。

 多くの方が、ご存じないと思いますが、菅さんと同じ時期に当選した議員は、今の、小選挙区制で初当選を果たした同期になります。大体、当選回数が7回、8回の議員になります。当選回数が7回の人は、悪夢と言われた民主党政権が樹立された時に、浪人をした議員になります。

 この辺りの議員は、菅さんが同期ということで、同期の中から、首相を出しましょうという動きになります。そして、自分も良い、ポジションにつきたいと考えます。

 仲間なら、首相が誕生すれば、たとえ、自分がなれなかったとしても、うれしいわけですよね。その内、議長にでもなれたらいいと思っている人も多いと思います。今の、情勢でいったら、細田さん、二階さんなどは、年齢的に、衆議院議長をやりたいと思っていると思います。衆議院議長は、一応、三権の長なので、格で言ったら、総理大臣と同じです。

 なぜ、国会議員(衆議院議員)になったら、みんなが、総理大臣を目指す理由って、わかりますか?ちょっと逆説的ですが、総理大臣になりたいから、衆議院議員になっているとも言えます。お金が儲かるから、国会議員になっているんでしょ???と言う人も多いですが、ほとんどの国会議員は、既に、お金を持っている人が多いです、

 お前は、自民党の国会議員の秘書をやっていたから、変なバイアスがかかっているんじゃないの?って言われるかも知れませんが、そんなことはありません。金もうけの為に、国会議員をやっていたと断言できるのは、秋元司くらいですね!これは、断言できます。あの三流大学出身にして、親分が、小林興起で、党本部での、先輩で、年配の議員への態度を観たら、もうわかります。

 まー、とりあえず、次は、恐らく、菅さんで決まりだとは思います。幹事長は、次の総裁にするために、岸田さんといったところでしょうね。外交的な睨みを聞かせる為に、河野さんが官房長官になるといった感じですかね。石破さんは、一度、。外交の脳に、行かされる感じでしょうか。