質問!何らかの議員になりたいです。選挙の戦い方を教えてください③ 地道な活動は必要なの??

            

 地方議員の選挙といえども、自由民主党の看板は有利に働きます。もし、地元の自民党議員と何らかのコネクションがあるなら、選挙のかなり前から、接触し、公認を貰えるように、話をつけるのは、当選するというだけの観点からなら、大変に有利に働きます。

 特に、引退を考えている現職議員がいるなら話をつけて、地盤を譲ってもらえる可能性もあります。また、自民党支持の人・潜在的な保守層の人は、その絶対数が多い為、自民党公認というだけで、一定の票を獲得することが可能になります。日常の後援会活動と称する、実質的な選挙活動でリーチ出来きていない人からの得票を期待できるのです。

 これは、投票日の当日に、開票してみなければなりませんが、私が秘書をしていた時の同僚で、市議会議員をしている人がいますが、普段の活動に比べて、良くわからないが、票が積みあがって当選している人は実際に存在しています。

 また、確実に当選していくには、自らビジネスを行って、そのビジネスに関連した、組織に所属し、団体票を取りまとめるということも重要です。あまり選挙を意識した露骨な立ち振る舞いは敬遠されるので、それなりの注意が必要です。

 初当選までは、①、②で述べたやり方でも当選できるのですが、田舎の議員である場合、報酬が少なく生活をするにも、大変なくらいである場合があります。それを補完する為にも、ビジネスを行う必要があります。議員年金が廃止されて久しいですが、将来の保証は、民間の個人年金を除けば、国民年金のみということになってしまいますので、必ず、何らかの仕事をする必要に迫られます。

 ビジネス系の団体と言えば、青年会議所ライオンズクラブ、ロータリーなどが有名ですが、かなりのお金がかかりますが、所属をし、地方の名士と言われる人たちとのつながりを保つことは、とても重要です。先にも述べましたが、国会議員・県議会議員クラスなら、ほぼ加入していると言ってもいいでしょう。

 地方議員の場合、一票一票が正に、自分にとって宝なのですが、支持者の顔と名前を完全に一致させることは、非常に重要で常に当選する議員は、選挙の際の「票読み」(どの位得票できるか)の精度は高く、数十票単位の誤差しか出ないと言われるくらい、誰が自分に票を入れてくれるのかを把握しています。

 もし、子供がいるなら、学校のPTA会長のポジションを獲得することも重要ですね。また、町内会の役員になるというのも重要です。

 初当選を果たすためには、非常に地道な活動が重要になってきますが、連続当選を果たせば、地盤がより強固になっていき、息の長い議員活動ができるのも、地方議員の特徴ともいえます。