元国会議員秘書が語る、「女帝 小池百合子」を読んで。。。 大型選挙に出馬する泡沫候補は、なぜ報道されない??

 小池百合子と、舛添洋一って付き合っていたんですね。詳しくは、本書に譲ります。

さて、あまり盛り上がりがないとされる、東京都知事選挙ですが、実は、22人も立候補者が存在しています。著名な有力5候補の政策などは、新聞紙面・ニュースで大きく取り扱われますが、その他の候補については、全くと言っていいほど、報道されません。

女帝 小池百合子 (文春e-book)

女帝 小池百合子 (文春e-book)

 

  これは、ひとえに、大手マスコミが、特殊候補=泡沫候補については、報道をしないという協定を裏で結んでいるからなのです。単なる売名行為、ビジネス目的、単なる選挙おたくの趣味の目的の立候補者については、報道をするだけ無駄と割り切って、報道をしないことになっているのです。

 特に、この傾向が顕著なのが東京都知事選挙や、大阪府知事選挙と言えます。かつては、参議院全国区でも同じような現象がありました。サラリーマンの所得控除を増やすことを目的とした「サラリーマン新党」、名前は忘れましたが、自動車関連の減税を目指す政党、存在自体が意味不明だった「開星運のUFO党」など、かなり個性的な政党も数多く存在していました。

 直近の、総選挙では、「支持政党なし」という名前の政党も存在しており、通称「支持なし」という政党の名前なのですが、北海道比例区で、投票用紙に「支持なし」と政党名が記載され、現政権・既存野党の受け皿となり、予想以上の得票を集めて、あわや、北海道比例区議席を獲得する、一歩手前まで票を伸ばしたという面白い逸話がありました。

 個人的には、一議席を取ってほしかったという感想はあります。れいわ新選組NHKから国民を守る党など、政権寄りとも、単なる野党よりとも言えない政党が存在していますが、よく公約を読んでみると、それなりに真っ当なことを言っています。改憲の話から、外交、内政まですべてを包括して、公約としている訳ではありませんが、自民党は、かつてからの様々な汚職からくる嫌悪、旧民主党系は、いざ政権を任せてみたはいいものの、自民党政権未満であまりにもお粗末な状況、共産党は全くお話にならない程度なので、得票を得ていると言えます。

 個性的な方々が立候補しているので、詳細を記事にしても良いと思うのですが、新聞紙面や、報道する時間にも物理的に時間が必要なので、特殊候補として、取り扱わないというのは、正直なところ、正論なのかもしれません。この特殊候補と言われる人たちも報道されると思っていない、と考えているところもあると考えますので、これはこれで良いのではないでしょうか。