コロナ対策の補正予算に、悪名高いクールジャパン宣伝費用が878億円も計上されている訳ですが。。。

 クールジャパンンという言葉を覚えていらっしゃる方は、まだ多いと思います。このクールジャパンですが、海外に、日本の文化や、日本に由来する物などを売り込んで、認知度を上げ、日本ブランドの向上を図りましょうという趣旨の活動を指しています。

 約10年ほど前から、経済産業省を中心に、莫大な予算をつぎ込んで、その大半のお金をドブに捨ててきた、知る人ぞ知る、利権屋の巣窟となってきた取り組みです。

 東京新聞(令和2年1月9日)が分かりやすい資料を掲載していましたので、図をお借りしてきました。

 クールジャパン機構に出資をした企業が、税金を注入された関連会社を設立し、甘い汁を吸うという、あまりにも分かりやすい、小学生でも分かってしまう利権構造になっています。露骨すぎて、一瞬、どこに問題があるのかが、分からなくなってしまいそうです(笑)

 正に、「ザ・利権!」そのものですね。これしか言いようがありません。これは、余にも美しく、「ザ・利権」すぎて、与党議員の方々は、審議さえも出来なかったのではないでしょうか。水戸黄門の印籠みたいなものでしょうか。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」が、ぴったりと当てはまりますね。もう、関係する民間企業全員、官民合わせたオールジャパン・ワンチームで、「泥棒大合戦」の様相としか言いようがありません。

 もう本当に、「お見事!!!!」、「感動した!!!」としか言えませんね。この仕組みを作り上げた人には、イグ・ノーベル賞の経済学賞が贈られるのではないでしょうか。日本人は、イグ・ノーベル賞の授賞者も沢山排出していますので、可能性は大いにありそうですね。

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クールジャパン利権の構造

 上記の他に、海外で、日本文化を紹介するブースで、ディズニーとLEGOを日本の文化として紹介したり、ハリウッドに、映画制作会社を作ってみたものの、1本も映画を作らず、その株式を京都のベンチャーキャピタルに、投資金額の1%の金額で、株式を売却するなど、一般人では考えつかないお金の使い方をしていた実績があります。

 既に、大不況に突入しているというのに、この期に及んで、しかも、ドサクサに紛れて、880億円も支出するなど、正気の沙汰とは、思えないですね。