元国会議員秘書が手配した、大人の社会科見学 こんな所も見学できる その2 皇居内

 今の制度はどうなっているのかは、不明ですが、私が現役の頃は、皇居の内部見学には、国会議員の紹介と、参観希望者全員の名簿が必要でした(住所、連絡先、職業など)。午前10時00分と、午後13時30分からの一日、2回開かれていました。

 私は、事前に、名簿を皇居の事務所に持参して、手続きを行った記憶があります。皇居の乾門という門をくぐって、旧貴族院の建物内の1F[にある事務所に出向いて手続きを行っていました。これは、毎月1~2回はある恒例行事とも言えるものでした。この旧貴族院の建物は、外観だけですが、見学者も見学できます。実は、歴史的には、大変、貴重な建物でもあります。警備上の理由なのかは、不明ですが、、ネット上でもその建物の写真は、出回っていませんね。

 この皇居見学の良い所が、きちんとした参観係の方について頂いて、丁寧な説明を受けながら、参観が出来るところです。相当に強運なら、天皇陛下が散歩をされているところに出くわすことが出来る、とうのが醍醐味ではあります。ちなみに、私は、何十回と、皇居参観の帯同をしておりますが、天皇陛下にお目にかかったことはありません。

 その代わりに、天皇陛下の、御料車であった、日産のロイヤル

ja.wikipedia.org

が、皇居内をとてつもないスピードで、爆走しているのを見たことはあります。

 説明は遅れましたが、この皇居内の参観は、年始の挨拶で、天皇陛下がお手を振られる大広間以外の場所を参観することができます。元、大奥があった江戸城の本丸付近や、自然豊富な御所内など参観が可能です。最後に。潮見坂など、皇居から、昔は、江戸湾が一望できた坂などを説明して頂いて、めずらしい場所が見られます。

 見学コースの終盤には、雅楽を練習している方の練習場の近くも通りますが、大抵の場合は、練習をされている雅楽の音楽が流れてきますので、普段は、聞くことが出来ない、メロディーを聞くことができますね。

 一応、皇居内で、お土産売り場があるのですが、時間的な制約から、買いものをする時間はなかったと記憶しています。

 皇居内での草むしり、ごみ拾いなどを行う、勤労奉仕隊という人々がいらっしゃるのですが、この方々がお土産を買うための場所と思われます。この勤労奉仕隊という人々の実態は不明なのですが、皇室の方々からの、ねぎらいのご挨拶を頂けるとの特権があるようです。

 私の記憶では、国会議事堂見学よりも、皇居の見学は人気があったように思います。特に、高齢者の方々からは、やはりと言いますか、当然に人気がありました。天皇陛下自体、ご覧になられたことがない方々が多いので、その生活ぶりなど一部でも、身近に垣間見ることが出来る機会と言うものは、貴重な経験なかのしれません。

 警備上の身元確認が必要ということもあり、国会議員の紹介が必要だったというのも、仕方ありませんね。