元国会議員秘書が解説する、今、実際に募集が行われている【求人・給与・給料】の詳細

 さて、ここ十数年程度前からになりますが、WEBメディアや、各種、求人媒体を通じての「国会議員秘書」という職業の募集が広く行われるようになって来ました。

 そこで、象徴的な求人をネットで発見しましたので、その解説をさせて頂きたいと思います。

 

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秘書求人要件

 まず、この求人で、社名非公開となっているのは、言うことが出来ない理由が何かあるからと容易にお分かり頂けると思います。某省の元大臣と書いてありますが、感の鋭い方でしたら、もうお分かりいただけると思います。

 そうです。元民主党時代に大臣の経験がある、衆議院第一議員会館に事務所がある、あのお方ですね。今頃、求人を出しているということは、もう、今年の10月25日を投開票日とする総選挙が行われる可能性が非常に高いと、政治的な判断を行っているみたいですね。今後のキャリアの一つとして、国会議員が入っているというのは、もう、元民主党系の議員であることは100%間違いないです。

 また、この求人募集広告から分かることは、選挙対策も業務に入っていることから、首都圏の議員なのかもしれません。仕事内容が1~6まで列挙されていますが、これは、6、5、4がメインの仕事で、スケジュール管理・資料のファイリングなどは、次の選挙で当選したら、そういった仕事もあるかもねと言う感じでしょうか。順番が逆になっていますよね。これは、どこのブラック企業でも同じなのかもしれませんね。「コンサルティング営業」と言いつつ、実は、正社員の待遇だからと言って、どぶ板営業の王様の「飛び込み」や、「インサイドセールス」などをさせている会社も多いですよね。

 この会社??事業所??の場合、公設秘書にもなれますよと、書いてありますが、公設秘書は、65歳の定年以外では、強制的には辞めさせることができません。これは、もう、公設秘書が、結構な頻度で入れ替わっていますと、自ら宣言しているようなものです。

 

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秘書求人2

 年収も乘っているので見てみましょう。400万円~450万円となっていますが、400万円と見るのが妥当でしょう。ハローワークや、求人誌で最高金額も乘っていますが、これを適用することは100%無いので、年俸で400万円といった感じでしょうか。

 私の経験と見聞きした感じでは、月額面25万円×12か月+ボーナス夏冬2か月づつ50万円×2回の合計で、年収400万円と思われます。 

 この給料で、衆議院では約2年6か月ごとに解散・総選挙が行われていると言われていますが、2年半ごとに自らの職をとして選挙が行われ、もし、野党なら高確率で落選するという現実に、長くもない自分の人生を賭けられますか?

 年収2000万円くらいもらえるのでしたら、その後の、第二の人生を送るための資金稼ぎには、良い仕事だとは思いますが。。。

↓掲載元リン

https://tenshoku-ex.jp/job_19954235