中国が核実験を行っている訳ですが。。。

 日本では、大きく報道されていませんが、中国が、小型核兵器の核実験を行っているとのことです。放射能を世界中にまき散らす、空中での実験ではなく、地下での実験なのですが、新疆ウイグル自治区で行われたとのことです。何故、新疆ウイグル自治区なのかと言えば、元々イスラム教徒が治めるこのエリアですが、少々うるさいこの自治区に嫌がらせを行う意味合いで、この場所に核実験場を作ったのかもしれません。ちなみに、アメリカの核実験は、すべて、スーパーコンピューター上でのシミュレーションで行っています。(裏を返せば、まだ、中国には、シミュレーションを行うことができるソフトウェアが開発されていないのかもしれません)

 北朝鮮では、去年あたりから、金正日の健康問題が一部メディアから不安視されてきましたが、4月15日に既に死去しているとする有力情報もあります。

 中国の核実験は、北朝鮮の状況を最っとも、知りうる立場にあり、北朝鮮の置かれた政治状況を見越しての、政治的な何らかのメッセージなのかもしれません。

 金政権を潰せなのか、維持させろ、中国が取り込む、なのかは分かりませんが、現状維持の金政権を維持させる方が、中国には、メリット・デメリットもないので、中立的な立場をと可能性が高そうですが、韓国の動き次第で、いろいろな動きをしそうです。

 仮に、韓国が、これ幸いとばかりに、悲願だった朝鮮半島統一を果たせば、韓国にある国連軍(米軍)が韓国内に駐留する理由がなくなり、中国の安全保障上の懸念が減る一方で、西側体制の一員である統一後の韓国と直接、国境を接することになり、国境沿いでの情報統制などの、また、別の問題が生じます。

 核実験以外にも、中国は、既に何らかの工作を行っていそうですが、考えられるのは、中国の傀儡政権を樹立することではないでしょうか。妹の金与正が後継者と言われていますが、金正日が、最高指導者に就いた際、あまりの求心力の無さに、大量虐殺を繰り返し、恐怖政治で、権力を固めていったと言われていますが、政治的力量が不明です。金正日自体、権力を固めたと言っても、4~5回ほど、軍・身内からの暗殺計画に見舞われており、世襲政治を何代も許容するほど、北朝鮮国民に経済的・政治的・心理的な余裕があるのか不明です。

 5月頃になったら、何らかの動きがありそうですね。